さわやかな写真立てで、気分もさわやかに

 7月26日(日)・27日(月)、市原青少年会館で開催された『おもしろ工作』講座に、対象の小4から6年23名が集った。テーマは身近な材料を使って工作しよう。講師の君塚薫さんが館山や勝浦の海で集めた、貝殻や研磨されたビンのガラスを使って、子どもたちは写真立てを飾っていく。
 青、白、赤と色とりどりの貝やガラスを選ぶのさえ真剣な顔。並べるだけでなく、ガラスの上に貝を乗せる工夫もみられた。「並べる貝殻の大きさを変えてみました」と話す女の子や、「色を揃えたんだ!」とボンドで接着しながら言う男の子。個性が色鮮やかに映し出され、どれも世界にひとつしかない作品に仕上がっていく。その後、プラスチックカップをひっくり返して作るランプシェードに着手。カップの周りにガラスを貼り付けていく作業は、思いのほか根気がいる。「接着するのに使うホットボンドは熱くなります。きちんと注意して使いましょう」と君塚さんが机を回りながら指示を出す。「土台は大きいほうが貼りやすく、一度貼ってもとれやすいので、ボンドを流し込んでください。下のガラスと重ならないように置いていく方がいいですよ」との声に、あちこちから君塚さんを呼ぶ子ども達。
 波の音が聞こえてきそうなほど涼しげな写真立てに、この夏の思い出が飾られることだろう。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市は市制施行60周年を記念し、『エンジン01(ゼロワン)in市原』を2024年1月26日(金)~28日(日)に開催する。先月8月25日…
  2.  マザー牧場(富津市)では、ひと足早く秋先取りの絶景が登場。まきばエリア 『花の大斜面・東』にて、 2年目となる『コキア』が9月上旬より紅葉…
  3.  心ない行動や言葉が、人を追い詰め事件になるケースも多い昨今。この本『慈雨』の筆者・大木太枝(たえ)さんも、20数年前、愛する家族が他人の中…
  4.  9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちは…
  5.  絵本作家の五味太郎さんが書いた本に『じょうぶな頭とかしこい体になるために』という本があります。「何をしたいか自分でもよくわからないんだ」と…
  6.  今回から前後編で、世界に名を轟かせた黒澤明監督に関するお話です。黒澤明:1910年(明治43年)3月23日生~1998年(平成10年)9月…
  7.  牛久石名坂1号墳跡は、市原市のほぼ中央に位置し、国道が縦横に走る養老川中域の標高37メートルの河岸段丘上にあります。周囲には大小の古墳が9…
  8.  8月21日から23日の3日間、野田市にある江崎グリコ株式会社の工場見学施設『グリコピアCHIBA』にて、小学生とその家族を対象としたワーク…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちは…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る