いちはらふるさと点描 ~青緑の宝石・カワセミ~

 カワセミは全長約17センチ、くちばしは体の割りに長く、魚取りに優れて、光るものや動くものに敏感な鳥です。市原市では養老川周辺の川や池に住んでいます。巣は土崖に横穴を掘って作ります。池や川など淡水域の水辺で餌をとるのが普通ですが、渓流や池、沼などの木の枝に静かに止まったり、又は空中でホバリングして、水中の獲物(フナ・小魚・カエル・ザリガニ等)を、水面をかすめて一直線に素早く飛んでゲットします。羽色が鮮やかで、翡翠(ヒスイ)のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれる美しい鳥です。大人になると単独で行動するなど、縄張りの強い鳥でもあります。
 野鳥を常日ごろから撮影している友人に誘われ、カワセミを初めて撮ったのは約10カ月前のこと。待つこと2~3時間、大物をゲットし枝に止まった美しいカワセミを、心を躍らせながらレンズを通してシャッターを切った一枚です。その後はカワセミに夢中になり、撮影しています。
(市原市写真連盟所属・南市原写真クラブ 石井幸雄)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市は市制施行60周年を記念し、『エンジン01(ゼロワン)in市原』を2024年1月26日(金)~28日(日)に開催する。先月8月25日…
  2.  マザー牧場(富津市)では、ひと足早く秋先取りの絶景が登場。まきばエリア 『花の大斜面・東』にて、 2年目となる『コキア』が9月上旬より紅葉…
  3.  心ない行動や言葉が、人を追い詰め事件になるケースも多い昨今。この本『慈雨』の筆者・大木太枝(たえ)さんも、20数年前、愛する家族が他人の中…
  4.  9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちは…
  5.  絵本作家の五味太郎さんが書いた本に『じょうぶな頭とかしこい体になるために』という本があります。「何をしたいか自分でもよくわからないんだ」と…
  6.  今回から前後編で、世界に名を轟かせた黒澤明監督に関するお話です。黒澤明:1910年(明治43年)3月23日生~1998年(平成10年)9月…
  7.  牛久石名坂1号墳跡は、市原市のほぼ中央に位置し、国道が縦横に走る養老川中域の標高37メートルの河岸段丘上にあります。周囲には大小の古墳が9…
  8.  8月21日から23日の3日間、野田市にある江崎グリコ株式会社の工場見学施設『グリコピアCHIBA』にて、小学生とその家族を対象としたワーク…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちは…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る