以前、英国の知人に、日本には豊富な食材が揃っていて羨ましいと言われた事があります。英国では数十年前まで、カボチャやトウモロコシ、スイカ、サツマイモなどは店頭になく、子供の頃は写真でしか見た事が無かったので、一体どんな味がするんだろうと想像を膨らませていたそうです。ハロウィンの季節にはカボチャの代わりに白いカブをくり抜きランタンを作ったり、コーンはそれまで缶詰しか食べた事がなかったり。大人になってアメリカを旅行し、初めて採れたての新鮮なトウモロコシを食べた時には、大変感動したそうです。
 ここ日本では特に秋の季節、豊富な食材を手に入れる事ができます。料理本の中から新しい料理の気になるレシピを見つけて挑戦したり、自分だけのオリジナルレシピを考えて作るのも楽しいと思います。今年は今まで自分では使った事がない「栗」が思い浮かびました。栗料理と言えばマロングラッセかモンブランケーキ、栗ご飯くらいしか食べた事がありません。そこで自分だけのオリジナルなマロンペーストを考えてみました。栗そのものが甘いので、塩気のあるクラッカーに塗って食べるのをお勧めします。

●材料
栗500g、黒糖100g、バター100g(室温に戻しておく)、 シナモン小さじ1/2、バニラエッセンス2〜3滴、生クリーム100ml、ブランデー(お好みで)
●作り方
①沸騰したお湯に栗を入れ、吹きこぼれないよう弱火で30分程煮る。
② ①をザルにあけ、ある程度冷めたら半分に切り、スプーンで中身を取る。
③フードプロセッサーの中に②と生クリーム、シナモン、バニラエッセンスを加え、よく攪拌する。
④ボウルにバターを入れ、ハンドミキサーでクリーム状にしたら、黒糖を少しずつ入れ更に混ぜる。
⑤ ④の中に③を加え、ハンドミキサーで更に滑らかになるまで混ぜる。
⑥清潔なビンの中に入れて保存する。

長谷川良二。長柄町在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。市原を中心に公民館でのハーブの指導などをしながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。

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