私の健康法 : ナルシストのすすめ 

ナルシストのすすめ 

私の健康法は、はっきりいってナルシストになることです。自分が教えている学生にも「ナルシストになれ!」とよく言います。ナルシストとは、悪い意味で捉えられることが多いですが、よく言えば、「自分が大好き」と言うことです。「自分ってカッコイイな」と思うことです。もちろん、自分のカッコ良さに酔いすぎて周りが見えない陶酔状態ではダメですが、適度に「自分ってカッコいい」と思うことは、大切なことだと思います。
教育界では、「自己肯定感が大切である」とよく言われています。「自己肯定感」とは、簡単に言えば、「自分はかけがえのない存在」だと自分で認識することであり、言い換えると、自分の存在を否定しないと言うことです。私は、ナルシストって「自己肯定感」という言葉に近いと思っています。教育者に言えば、叱られるかもしれませんが、私は、ナルシストという自分大好き人間は、自分は、かけがえのない存在であると認識することにつながると思っています。
私は、格闘技を研究する教員であると同時に、シュートボクシングという格闘技の選手でもあります。笑われるかもしれませんが、私は、一日に何度も鏡の前で裸になってポーズをとります。筋肉ナルシストです。私は、空き時間になると大学のトレーニングルームに行き、映画のロッキーかブルース・リーになったつもりでトレーニングしています。大学の職務を終えると、八幡宿にある薬膳の湯に行きます。一緒にサウナに入っているおじさん達から「兄ちゃん、いい筋肉しとるねぇ!」と言われ、さらに筋トレにやる気を起こします。
食事にも、適度に気を使っています。筋トレをした後は、必ず、「肉」を食べるか、プロテインを飲んでいます。朝食は、軽めでおにぎりを一個ぐらいしか食べませんが、昼食は、しっかり食べています。帝京平成大学の学食のメニューは、安くて豊富なので、野菜を一品、足して食べています。夕食は、夜にもう一度トレーニングをするので、炭水化物のパンかおにぎりを食べます。練習後には、野菜を中心で炭水化物をあまり摂らないように気をつけています。しかし、食事に気を使ってばかりでは、ストレスが溜まりますから、トレーニングをしない週末には、お酒を飲んでリラックスします。
ストレスと書いて思いだしましたが、ストレスが溜まるのは、病気になる大きな原因であると思います。私は、ストレスを溜めない生き方を心がけています。人間関係や仕事でストレスがたまると、五井にある市原ジム(キックボクシングジム)に行き、稽古をさせて頂きます。そこで思い切り、汗を出すのです。力いっぱいサンドバックを叩いたり、蹴ったり、タイ人トレーナーの持つ、ミットの動きに合わせて拳を叩きこみます。練習が終わるころになると、心がすっきりしている状態が感じられます。私は、この状態をメンタルデトックス(心の浄化)として意識しています。
話しがナルシストから外れてしまいましたが、私は、教え子の学生たちには、常日頃から「自分をカッコイイと思え!」と話しています。自分の生き方をカッコイイと思えば、心の問題まで解決できます。もしも、日常生活で苦しいことが起きたり、仕事などで大失敗した時、「ここから立ち上がったたらカッコイイ」「これを乗り越えたらカッコイイ」と思えば、少し心が軽くなると思います。
自分は、格闘技をしている関係から、試合に出場する時、減量が伴います。8キロほどは、体重を落とすのですが、やはり、食事を我慢したりする時、「我慢する自分はカッコイイ」と思って減量をしています。時には、けがをしても「これで勝ったらカッコイイ」、疲れて動けない時も「これで練習したらカッコイイ」とか、勝手に都合よくカッコ良さを認識しています。
このように、ナルシストになれば、失敗もあまり怖くないと思います。打たれ強い人間になるのだと思います。人生の失敗は、立ち上がった時にカッコイイのですから。このようにナルシストになれば、心も身体も若々しく、健康でいられるのです。書き終わって、やっぱり「自分ってカッコイイ」と思ってすいません(笑)。
そう言えば、帝京平成大学で格闘技を学ぶ私の弟子たちは、みんな鏡の前でポーズをとりだしました(笑)。もうじき、本学では、総合型地域スポーツクラブが始まりますので、市原市の皆さんも一緒に、ナルシストになりましょう!!次に『私の健康法』を紹介してくれるのは、スポーツをこよなく愛し、スポーツで人々を健康に導き、スポーツで人々を幸せにするという、総合型地域スポーツ倶楽部設立準備委員会の南木恵一さんです。(帝京平成大学助教授・格闘家 菱田慶文さん)

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