2500人が潮風を受けて快走! 『さんむロードレース大会』開催

 天気晴れ、気温18度と、絶好のマラソン日和となった昨年11月24日(日)。蓮沼海浜公園(九十九里蓮沼ビーチパーク)をメイン会場に『第8回さんむロードレース大会』が開催された。2500人を超えるランナーたちがエントリーし、すがすがしい秋晴れのもと気持ち良い潮風を受けながら、2kmから10kmまでの各コースに挑んだ。
 午前9時。まずスタートを切ったのは、小学生高学年男子・女子(2km)。続いて小学生低学年男子・女子(2km)。親御さんの声援を背に真剣な面持ちで走り出す子どもたち。その後、親子、中学生男子・女子とレースは時間差でスタートを切っていった。
 先にスタートした子どもたちが続々とゴールをしてくると、会場内では表彰式が始まった。小学生低学年女子の部、7分35秒で優勝した小学3年の磯野友希ちゃんは、小学6年の兄・友作君と一緒に江戸川区から参加。ふたりとも地元のアスリートクラブに所属。「最初は抑えて、折り返してペースを上げて、ラストでスパートする作戦通り走れました」とニッコリの友希ちゃんは、男子の1位に2秒差まで迫り、全体でも2位という好成績。友作君は残念ながらラストで靴が脱げるというハプニングで3位に。しかし、「早稲田大学の大迫選手が憧れです。これからも陸上続けていく」と力強く話してくれた。
 中学生男子の部(3.5km)では、山武中学校3年の伊藤海翔君が11分43秒で優勝。ラスト、デットヒートの末つかんだ優勝に、「ロングスパートでなんとか振り切りましたけど、きつかったです」と顏を歪めた。が、メダルをもらうと晴れやかな笑顔に。
 さて、10時を過ぎると1238人がエントリーした10kmの部と、その3分後には350人がエントリーした5kmの部がスタートした。ピストルの号砲とともにスタートする選手たちには、激しいアップダウンのないこのコースは好評だそうで、何度も参加している選手も多いという。選手がすべてスタートすると会場では、無料配布されたつみれ汁や、いわし丼などを売るテントに長い行列ができていた。
 ほのぼのとした空気が流れていた中、トップの選手の姿が見えると、「ファイト!」「ラストスパート!」「ガンバレ!」と歓声があがった。5km高校生の部では、成東高校陸上競技部の生徒が男子、女子とも上位をほぼ独占。顧問は「地元なので、少しでも貢献しようと毎年出場していますから」と謙遜するがあっぱれだ。
 続々と選手がゴールする中、各賞の表彰式が並行して行われていく。最高齢賞は10kmを完走(1時間3分35秒)した八千代市の寺内春雄さん84歳が受賞。40代から走っているが本格的に走り始めたのは80歳からという寺内さん。「関東ロードレースにも3年連続で入賞しています。今日はちょっと暑かった。年寄りにはこたえますね」とは言うもののまったく疲れていないご様子。
 10km50歳以上女性の部、47分28秒で優勝した船橋市から参加の中村きく江さん(58)は、ジョキング歴25年以上という強者。「この大会には去年も孫と一緒に出場して2位でした。今回も孫と出場しました。このコースは平坦でとても走りやすいですね」と昨年のリベンジに満足そう。全体での最高記録は10km、39歳以下の部に出場した横芝光町の早川保明さん(36)の33分36秒だった。
 表彰式が終わるとあちらこちらで、「お疲れ様でした」、「またどこかのレースで会いましょう」という挨拶が聞こえた。同じ趣味を楽しむスポーツマン同士。心地よい汗とともにさわやかな笑顔が溢れていた。

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