アジ釣りフェスタ、大盛況

 梅雨の明けた7月21日、いすみ市の大原漁港で『2014 いすみ市アジ釣りフェスタ』が開かれた。主催はいすみ市沖釣りイベント実行委員会、後援は夷隅東部漁業協同組合。午前中は初心者を対象にした釣り講習会が行われ、大半が親子連れの160名の参加者を前に『(一社)全日本釣り団体協議会公認 千葉県釣りインストラクター連絡機構』副会長の村尾真一さんが、釣り方や乗船時の注意事項、救命胴衣の着用について説明をした。「今日は『追っかけアジ』という特別な釣り方。アジの群れの上へ船を移動させ、真下にいるアジをサビキという仕掛けを用いて釣り上げる。急発進、急ブレーキの繰り返しで船は大きく揺れますが、簡単に釣れるのでお子様でも充分楽しめます」サビキは、釣り糸の下部に3本から5本の針を枝状に装着しアジが食いつくのを待つ方法で、一度にたくさん釣ることができる。今回、針に付けたのはサバの皮。
 日差しが強くなく、波も穏やかで絶好の釣り日和。午後からは約740名の参加者が続々と来場、45隻の漁船に乗り込み賑やかに出港した。22名乗りの漁船『幸盛丸』に同乗、潮風を肌に感じながら港から約2キロ離れた沖へ向かった。魚の反応を見ながら船長がポイントを探し停船、合図を出したら釣りをを開始。オモリの部分を手に取り、つり糸を投げ入れる。「入れた瞬間がチャンスだよ」とインストラクターの言葉通り、すぐさま鈴なりのカマスを手にした人があちらにもこちらにも。カマスは大漁、サバの幼魚やイワシも次々に釣れる。静かに釣りを楽しむ人が多かったが、中にはアジが釣れると「やったー、嬉しいね!」と歓声を上げる人も。
 波が穏やかとは言え、停止と発進時に船はかなり揺れた。3時間ほど釣りを堪能し、1人当たり30匹から40匹は釣れたようで参加者たちは満足した様子。夫と一緒に参加していた、漁船での釣りは初めてという女性は「面白いです。だんだん手応えが分かってきた」と笑顔で話した。アジがかかると手応えで分かるのだとか。父親と時々川釣りに行くという小6の男子は慣れた手つきで黙々と楽しんでいた。調理方法は、「天ぷらかな」と答えた人がほとんどだった。
 各船とも同機構のインストラクターが同乗しているのでアドバイスやサポートが充実。釣り竿も用意されており、誰もが手軽に楽しめるアジ釣りフェスタは毎年大好評だ。下船後は参加賞のいすみ市共通商品券を手に同漁港の物産展で買い物も楽しめ、夏休みのイベントとして楽しんだ家族連れも多かったようだ。

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