肝炎ウィルス検査って知っている?各自で高い意識を

 2月14日(土)、茂原市市民会館にて『千葉肝臓友の会』主催で『肝臓病市民公開講座』が行われた。代表の村田充(むらたみつる)さんは、「千葉県の人口620万人のうち、40歳以上は約55%を占める。そのうち肝炎ウィルスの感染を調べる検診の受診者は25%。市の体制によって異なりますが、検査対象者まで情報が行き渡っていないと想定されます。現在は早期発見・早期治療で9割が完治します。肝臓病は70歳前後の患者が多く、行政のさらなる個別勧奨が必要です」と警鐘を鳴らす。
 年10~12回の市民公開講座を設ける同会、この日は藤島クリニックの藤島知則医師と千葉大学総合安全衛生管理機構の今関文夫教授を招き、約120名が訪れた。肝炎ウィルスに感染しても大きな症状が出ずに気付かない人が殆どで沈黙の臓器と言われるが、30年以上の時間をかけて肝硬変や肝がんへと進行していく。医師らは肝炎ウィルスの詳細や新薬について説明。「HCV抗体が陰性かどうかを検査し、ウィルスがいるなら即治療をしましょう。ウィルス駆除で寿命は延びます。ただし発がんリスクは無くなりませんので定期的に検査しましょう!」と訴えた。人間ドックなどの検診では肝炎ウィルスの検査は含まれていない。あなたは肝炎ウィルス検査、済んでいる?

問合せ 千葉肝臓友の会
TEL 047-460-7055(火・金10時~15時半)

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