美意識の高まる男性、増加中!

県内初のコスメコンシェルジュインストラクター
黒木琢磨さん

 東金市松之郷在住の黒木琢磨さん(41)は、今年3月に『コスメコンシェルジュインストラクター』の資格を取得した。同資格は、一般社団法人『日本化粧品検定協会』が美容に関する正しい知識を普及するために設けたもの。現在は大手化粧品会社でも化粧品販売員に取得を促すなど、業界では欠かせない知識を得るための認定資格である。全国でも50人ほどしかいない『コスメコンシェルジュインストラクター』。50人中男性は5名で、黒木さんはその1人、そして千葉県内では初の誕生となった。併せて、「試験内容は化粧品の成分表や歴史など、幅広い知識が求められます。みなさん、化粧品を買う時に裏の成分表は見ますか?多くの方は、有名なメーカーだからとか匂いが好みだからということで購入するんですが、大切なのはその人に合っているかということ」だと、黒木さんは話す。
 瞳をキラキラと輝かせながら化粧品について語る彼の肌は、年齢を感じさせないほど若々しく潤っている。「私が化粧品業界で働き始めてから10年が経ちました。学生時代は陸上選手として運動に励み、30歳まではアメリカの大学で南北戦争の歴史学を研究するなど化粧品とは無関係なところにいたんです」という黒木さんだが、美容界は決してかけ離れた存在ではなかった。実家が化粧品の卸会社を経営し母親が販売員をしていたことで、物心のついた時から周囲にはファンデーションの香りがしていた。ゴルフ場の従業員へ営業する母親に付いて行った記憶もある。帰国し実家が営む会社の後継者となり、美容業界に入ってからは、「歴史の研究をするように、化粧品について覚えることや考えることがまったく苦ではなかった」そうで、検定試験への勉強も短時間でぐっと集中することができたとか。そして今では、化粧品の販売員として働きながら、資格を生かし他県へ講習に赴くこともある。
 また、「近年、美容に興味を持つ男性もとても増えています。女の子より女子力の高い男性も多いですよ。コスメコンシェルジュ講習では約1割強が男性。温泉施設に行った時は、髪を乾かすスペースの鏡の前にずらっと男性が並んで化粧水をつけたりしていました」と語る黒木さんが、男性に限らず懸念するのは『間違った知識が広まっていること』。確かに、綺麗に目元や頬のメイクに力を入れることも、女性の顔を綺麗に見せるポイントとしては重要だ。しかし、ベースがしっかりと保てていないのに、いくらあちこちに手を加えても本当の『メイク』は手に入らない。「メイク講習では、実際に普段使っている化粧品を持ってきてもらいます。ダメなポイントを探すのではなく、女性が認めてもらいたいと思っているだろう場所を生かす」のだとか。
 それでも、美容に一番大事なのは『精神的な安定』、『十分な睡眠』、『バランスのいい食事』。黒木さんは利き手利き足の左右のバランス、噛み癖や手足の組み癖、そして姿勢などを、施術を通して把握する。「普段の利き手、かみぐせで身体の傾きも変わります。大概は施術を行えば、普段その女性がどのような生活習慣を送っているか分かります」というから驚きだ。彼の手にかかれば、どんな女性の肌も裸同然である。
 加えて、陸上選手だった頃、食べ物についても詳しく学んだ経験がある。それゆえ、どのようなバランスで食事をすれば体内環境が良くなるか分かっている。「最近では、朝から菓子パンのみを食べたり、朝食を抜いて給食だけ食べる小学生もいます。偏食の子どもも多く、酸化や加糖した身体から出る加齢臭がしたりするんですよ。身体が食べ物で構成されているのがよく分かります」と話す黒木さんは、自身を『総合美容家』と表現する。メイクの練習をするだけでなく、論理的に化粧品やそれぞれに合った美容法を選び、顔以外の部分のどこのケアが必要なのかを説明する。そんな一連の活動で一番楽しみを得られるのが、「綺麗になって喜んでもらえること」だといい、それもその場だけでなく「施術をした人が帰ってから、いつもと違うことに誰かに気づいてもらったり、素敵だと褒められて嬉しかったと連絡をくれる時」と続けた。あなたは自分の肌に、自信ある?

問合せ 黒木さん
TEL 090-2678-5335

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