一年の始まりは笑いから

 江戸時代中期に一大ブームを巻き起こした川柳。庶民から句を募り、選者が選び抜く。選句されると反物などの賞品が提供されるといった文化が流行していた。人情は今も昔も変わらぬゆえ時代を超え受け継がれている。
 1月12日、東金市立中央公民館で開かれた『新春外房川柳大会』。「外房を川柳の里に」との野望を抱く代表の安延(やすのぶ)春彦さんは「日本人は単一民族。同じ考えを持ちやすいだけに第一発想は捨てて。新しい切り口で真実を追求し、穿ちのある句を作ってください」と呼び掛けた。
 主催は安延さんが講師を務める『東金市ときがね川柳会』、『大網白里市暖流川柳会』、『山武市ウイザードクラブ川柳サロン』。大網白里市・東金市・山武市の教育委員会後援事業。
 約90名の参加者は予め告知されていたお題「夢」と「笑」について詠んだ句を持参。安延さんと前述した3川柳会のメンバーが特選ほか計30句を選んだ。2課題ダブル秀逸に選ばれた藤田和男さんと「夢だけは老いず体が抗議音」他の句でダブル特選に選ばれた藤田裕子さんは夫婦。川柳はほぼ初めてという裕子さんは「勉強になりました。ウオーキングをしながら、また句を考えてみようかな」と賞状を手に謙虚に話した。
 選句を待つ間には、元技術者や現役美容師など同会メンバー4名によるミニ講演会が行われた。頭と体を鍛え楽しみを見つけて認知症を防ぐ方法、先端科学や軍事技術が昆虫や動物の体の仕組みからヒントを得て進歩していること、自分ならではの美しさを磨き笑顔を絶やさずに生きるコツ、老人施設の選び方など、それぞれの人生で体得した知識や生き方、考え方を伝授。川柳熟練者ならではの話術で参加者を楽しませた。川柳で明るくスタートを切った新年、笑う門には福来たる!?

問合せ 安延さん
TEL 090・4957・5595

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  2. ホソミオツネントンボ(越冬中)  日本では200種ほどのトンボが生息しているとされています。主に、春から秋に観察でき、身近…
  3. 【写真】いちはらフィールドマップ巡り・市原にて  市原市姉崎在住の石黒修一さん(76)は、『地域を知り・守り・愛する』とい…
  4.  近年、湾岸沿いの工場夜景が注目され、ナイトクルーズが運航されるほどになっていますが、多くの石油・化学工場が林立する市原市の五井・姉崎海岸付…
  5. 【写真】ダリア花(茂原市立美術館蔵)  2月14日(水)~3月24日(日)、茂原市立美術館で、千葉県誕生150周年記念事業…
  6.  今回は、自分の好きなベストスリーに入る監督を取り上げます。読者の方々には、作品は知っているけれど、監督には馴染みがない、という方もいらっし…
  7.  今回と次回で、未来の話をしたいと思います。今世紀の中頃までに世界の人口は100億人を超えると言われています。気候変動により農作物の生産がま…
  8. 【写真】人々に語りかける中村医師 写真提供:PMS(平和医療団・日本)  昨年11月25日、ちはら台コミュニティセンター(…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る