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ホントにハーモニカの音?
- 2016/3/25
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ポケットに入るオーケストラと呼ばれ、気軽に演奏できるハーモニカ。3月8日、『第4回茂原地区飛田教室ハーモニカ発表会』が開催された。「息を吹いたり吸ったりと腹式呼吸を行うので健康にいい。高齢になっても演奏できるし、仲間の輪も広がる」と語るのは実行委員長の鹿倉延茂さん。茂原、東金、御宿、長柄、いすみ(岬)などの10サークルおよそ130名が茂原市東部台文化会館で一堂に会した。
各サークルは、日本ハーモニカ連盟師範の飛田陽一郎さん(92)門下の有資格者が指導している。普段は公民館などで練習し、地域の文化祭や施設訪問で演奏するそうだ。
発表された曲は童謡から演歌やタンゴまでさまざま。『青い山脈』や『知床旅情』などヒット曲が流れると会場からは口ずさむ声が聞こえ、リズムの良い『お富さん』には奏者を励ますように手拍子が自然に出てくる。発表者で最高齢と紹介された95歳の男性の独奏には温かい拍手が起きた。
目を閉じて聴くと、合奏は弦楽器や金管楽器のパートもいるのかと感じるほど。独奏も一人で演奏しているとは思えない複雑で多様な音色となって響いてくる。ハーモニカ歴17年という81歳の男性は出演後、「ハーモニカは楽しい、ずっと続けたい」と笑顔で話していた。
問合せ 鹿倉さん
TEL 090・1544・6423