デュアルタスクで認知症予防

 11月1日、辰巳公民館主催事業の健康講座『認知症の理解と予防について』が開かれた。参加者53人を前に講師を務めたのは市原市地域包括支援センター・たつみの社会福祉士村山愛佳さんら3人。高齢になると誰でも物忘れが増える。「普通の物忘れと違い、認知症は病気。脳出血、脳梗塞、うつ病などを治療すると良くなる可能性のある認知症、アルツハイマー病など進行を遅らせる薬のある認知症もあるので早期発見・治療が大切」だという。
 認知症のリスクは生活習慣病予防で減らせる。「適度な運動と睡眠、バランスの良い食習慣、口の健康が大事。社会参加、知的活動も積極的にしてほしい」そうだ。認知症予防のひとつとして講師が手ほどきしたのは、頭と体を同時に使うデュアルタスク(二重課題)。左右で動きの違う指折り体操や足踏みと同時に3歩ごとに手をたたく運動などを行うと、何とか動作を合わせようとする参加者から楽しそうな笑いがもれた。
「相談は早めにかかりつけ医、専門医、市内5カ所にある地域包括支援センターへ」とのこと。講座参考資料のひとつ、市原市認知症対策連絡協議会作成の冊子『もの忘れ・認知症ガイド』は市高齢者福祉課、各地域包括支援センターまたは同会ホームページで手に入る。

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