今回は何の絵柄?

 昨年末、千種コミュニティセンターで人気の講座『太巻き寿司教室』が行われ、12名が参加した。講師は、市原市立千種小学校などで長年、太巻き寿司や海苔すきの指導を行っている中村麗子さんと松本きよさん。
海苔のいい香りが立ち込める調理室で今回作ったのは、菊と三つ巴の2種類の太巻き寿司。太鼓などにもよく描かれている、勾玉のような形をした日本の伝統的な文様、三つ巴。三つの海苔巻の中央に干瓢を据え、周囲を薄焼き卵で巻き、さらに外側を白飯と海苔で巻いて仕上げる。難易度が高かったのが菊。海苔巻きで作った6枚の花びらと、薄焼き卵で作った花芯をひっくり返した状態で、全形の海苔に薄く広げた白飯の上に置き、茎に見立てた海苔巻き干瓢を立て、両側に海苔巻きで作った葉を据える。合間と上に白飯を盛って支え、すだれで巻き込む。
 「ドキドキするね」出来具合は包丁で切ってみないとわからない。葉が茎から離れたり、花びらが団子みたいになったりと、なかなか手本通りにはいかないが色が鮮やかなので多少崩れた形でも華やかに見える。最後は余った具材で好き好きに巻いた寿司とお茶を囲み、談笑を楽しんで講座を終えた。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  キセキレイは、よく街中で見かけるハクセキレイの仲間ですが、個体数が少なくなっていることや、渓流や川原などの水辺を好んで生息しているため、ハ…
  2. 【写真】神明さん(左)と宗形さん  丸みのある可愛いフォルムから奏でられる心地よい音。それこそ、オカリナの最大の特徴である…
  3.  今年の夏休みのこと。学童保育のイベントで夏祭りを企画し、子どもたちは、紙で作ったお金で出店屋さんで買い物をしました。一人5百円をどう使うか…
  4.  9月の終わり頃にチャドクガの幼虫(毛虫)の毛に触れてしまったようです。チャドクガは蛾の一種で毛先に強力な毒を含んでおり、お茶の木、サザンカ…
  5.  私の生まれ育った芦別は北海道のほぼ中央に位置し、四季折々の美しい自然と星空に恵まれた町です。  昭和59年に「星の降る里」を宣言し、昭和…
  6.  きつね色にこんがり揚がった生地と香り高いカレーの取り合わせが人気のカレーパン。市原市五井西の『クロワッサンファクトリー五井店』の『じっくり…
  7. 【写真】「陰陽師と式神・外道」復元模型 国立歴史民俗博物館蔵  佐倉市の国立歴史民俗博物館にて、企画展示『陰陽師とは何者か…
  8.  市原市在住の俳人である大関博美さんは、俳句結社「春燈(しゅんとう)」と俳人協会の会員であり、今年7月『極限状況を刻む俳句 ソ連抑留者・満州…
  9.  今年は黒澤明監督生誕100年記念。前回に続き、48年前に行った『黒澤明監督5作品48時間フエスティバル』について、上映作品を時系列に紹介し…
  10. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】神明さん(左)と宗形さん  丸みのある可愛いフォルムから奏でられる心地よい音。それこそ、オカリナの最大の特徴である…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る