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美容と健康の味方、酵素
- 2015/3/6
- 市原版, シティライフ掲載記事

近年の健康ブームでよく耳にする酵素。その働きは、食べ物の消化、免疫や自然治癒力の維持、細胞の修正など多岐にわたっており生命活動に欠かせない存在だ。酵素は体内でも生産されるが、加齢とともに少なくなっていく。そこで食物から酵素を摂ることが必要となってくるのだが、新鮮な野菜や果物、魚や肉に含まれている酵素は60度以上の熱を加えると失活してしまう。2月10日にちはら台コミュニティセンターで行われた『エトセトラ@ちはら 苺の酵素ジュース作り』では、イチゴの他、ミカン、リンゴ、ニンジン、サツマイモ他全8種類の新鮮な野菜と果物を生で使用し、ジュースを作った。講師は野菜ソムリエの有里(ありさと)節子さん。
調理前に、12名の参加者は有里さん手製の薄いオレンジ色をしたイチゴの酵素ジュースを試飲した。「甘くておいしい」と皆さん笑顔に。作り方は、野菜と果物を厚さ約4mmのいちょう切りにし、保存瓶に上白糖と交互に重ねて入れていくだけ。最後に麹(発酵剤)と切り昆布を入れて仕込みは終了。麹は1kgの材料なら10g。ミカンなど皮の分厚いもの以外は皮ごと使う。上白糖はオリゴ糖を含有する、てんさい糖がおすすめ。材料に対して1割増しが適量。瓶は家庭の団欒場所に置き、「おいしくなってね」などと声をかけてあげるといい。そして1日に1回、素手でかき混ぜることで常在菌が入り発酵の手助けとなる。作り手それぞれが持つ菌種により、1週間ほどで独自の酵素ジュースに仕上がる。
「こんなに簡単に酵素ジュースが作れるとは思わなかった。続けていきたい」と参加者。有里さんは「幅広い年齢層の方に、酵素の働きと重要性を知ってもらいたい」と話した。