美容と健康の味方、酵素

 近年の健康ブームでよく耳にする酵素。その働きは、食べ物の消化、免疫や自然治癒力の維持、細胞の修正など多岐にわたっており生命活動に欠かせない存在だ。酵素は体内でも生産されるが、加齢とともに少なくなっていく。そこで食物から酵素を摂ることが必要となってくるのだが、新鮮な野菜や果物、魚や肉に含まれている酵素は60度以上の熱を加えると失活してしまう。2月10日にちはら台コミュニティセンターで行われた『エトセトラ@ちはら 苺の酵素ジュース作り』では、イチゴの他、ミカン、リンゴ、ニンジン、サツマイモ他全8種類の新鮮な野菜と果物を生で使用し、ジュースを作った。講師は野菜ソムリエの有里(ありさと)節子さん。
 調理前に、12名の参加者は有里さん手製の薄いオレンジ色をしたイチゴの酵素ジュースを試飲した。「甘くておいしい」と皆さん笑顔に。作り方は、野菜と果物を厚さ約4mmのいちょう切りにし、保存瓶に上白糖と交互に重ねて入れていくだけ。最後に麹(発酵剤)と切り昆布を入れて仕込みは終了。麹は1kgの材料なら10g。ミカンなど皮の分厚いもの以外は皮ごと使う。上白糖はオリゴ糖を含有する、てんさい糖がおすすめ。材料に対して1割増しが適量。瓶は家庭の団欒場所に置き、「おいしくなってね」などと声をかけてあげるといい。そして1日に1回、素手でかき混ぜることで常在菌が入り発酵の手助けとなる。作り手それぞれが持つ菌種により、1週間ほどで独自の酵素ジュースに仕上がる。
 「こんなに簡単に酵素ジュースが作れるとは思わなかった。続けていきたい」と参加者。有里さんは「幅広い年齢層の方に、酵素の働きと重要性を知ってもらいたい」と話した。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る