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黒猫の絵でほっこり
- 2015/3/6
- 市原版, シティライフ掲載記事
「猫は飼ったことがありません」と肩をすくめ笑うのは黒猫のパステル画を描く鹿野義絵(かのよしえ)さん。4、5年前からはじめたブログ『こんにちはANZUです』で何気ない日常をユーモアに包んで綴ってきた。インターネット上の友人の飼い猫が亡くなったと知り、慰めてあげたくて黒猫を描いてブログに載せたのがきっかけ。「とても喜ばれて絵で人を癒せると気付いた」という。以来、鹿野さんの絵には猫が登場するようになった。
8年ほど前に病気の母の世話をするため、天職だと感じていたリンパやフットセラピーの仕事を辞めた。家で子どもの頃から好きだった絵を描いて過ごすうちに、3年前から本格的に絵本作家コースの通信教育を学び始め、パステル画の技法と出会う。羊の着ぐるみをかぶった猫、魚の形の雲を見上げる猫などが優しいタッチで描かれ、クスッと笑える。
昨秋、作品をもっと見たいという周囲に勧められ、生命の森リゾートにある『日本メディカルトレーニングセンター』で数点の絵をはじめて発表。今年1月に牛久駅前の『ぎゃらりぃ駅舎』にて『ほのぼの黒猫とパステル画展』を開催した。
夢見がちな女の子がそのまま大人になったようだ。イベントのポスターを頼まれたときは「夢中になり過ぎてエプロンをつけた黒猫のオブジェも作ってしまった」。人を笑わせたり、楽しませたりするのが好き。スモモという犬を飼っている。「作品のイメージを壊したくないから年齢は内緒」。ブログには熟女とある。
問合せ 鹿野さん
TEL 0436・92・2902