「地域の足」を住民と協働で確保 市原市が国土交通大臣表彰を受賞

 市内、青葉台地区を走る『あおばす』、南総地区を走る『コスモス南総』、戸田地区を走る『デマンド戸田』と養老地区を走る『ようろう号』。これらは、市内における交通空白・不便地域で運行されているコミュニティバスとデマンドタクシーで、地域住民が主体となって運営している公共交通機関だ。生活の足を確保しようと検討を重ねる地域住民の努力を市がサポートすることで運行が実現。 その取り組みを評価された市原市は、7月に地域公共交通優良団体国土交通大臣表彰を受けた。
「行政だけで考えるのではなく、市民と協働して取り組んだことがよかった。継続させるには、住民の方々に主体的に関わっていただくことが不可欠。これからも地域の足を守っていきたい」と交通政策課課長の若菜一繁さん。
 具体的に市が行っている支援は、運行経費の2分の1を上限とした運行赤字への補助や助言、交通事業者との橋渡しなど。利用は、デマンドタクシーは千円の登録料を払った上で1人1回の運賃が約500円、コミュニティバスは登録料なしで100から280円。どちらも、駅、スーパーや病院など生活関連施設を回る。
 今年、10年目の運行を迎える『あおばす』は利用者が増え、3年後には小湊バスによる一般路線バス営業に移行することを検討中。だが、その他の地域では利用者が少なく、経費の不足分を地域が補って運行している。解決策として、国の地方創生策による交付金を活用し、デマンドタクシー運行地区では登録会員へ無料体験乗車券を配布している。
 高齢になり免許を手放すことになったとき、地域を走る交通機関が必要となりはしないだろうか。お近くの方、特に登録済みの方は試しに一度乗車してみては。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  丘陵地と広がる水田は、緑も水も豊かな房総の里山を象徴する風景。いすみ市万木にある千葉県いすみ環境と文化のさとは、この身近な里山の自然や長年…
  2.  日本ではあまり浸透していない様ですが、欧米ではヴィーガン(完全菜食主義・注1)レストランがたくさんあります。さらに殆どの店がヴィーガンメニ…
  3.  京成千葉寺駅から徒歩7分、千葉市ハーモニープラザ内に今年新たにコミュニティセンターができました。当初は4月オープン予定でしたが、新型コロナ…
  4. [caption id="attachment_36983" align="alignright" width="300"] 黄縮緬葉瑠璃筒…
  5.  市原市国分寺台のいちはら市民ネットワークギャラリーで、小田慶子さんによる『バングラデシュと日本の手仕事展』が今月末まで開催されている。ハー…
  6.  本協会は昭和50年(1975年)設立、ピーク時の傘下チームは60を数えましたが、昨今の少子化により、現在は17チームで活動しています。三和…
  7.  東金市ではオリーブの産地化を目指し、市で公募した43軒の農家が3000本のオリーブの木を栽培している。昨年秋には台風により、収穫を控えてい…
  8.  年数回、様々な分野の講師が招かれる、袖ケ浦市教育委員会主催『市民三学大学講座』。今年2月には、第38期第4回が生涯学習推進大会の記念講演会…
  9.  緊急事態宣言が解除され、詐欺の犯人など動きが活発になると予想されています。事例を参照に、注意していきましょう。 ◇警察官を騙る ・XX…
  10.  長柄町との境・市原市金剛地にあるブルーベリーの里・ふるさとファーム。5面の畑で180アール・3000株以上が植えられた、県内最大級のブルー…

ピックアップ記事

  1.  丘陵地と広がる水田は、緑も水も豊かな房総の里山を象徴する風景。いすみ市万木にある千葉県いすみ環境と文化のさとは、この身近な里山の自然や長年…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る