教えて!工場の中って、どうなっているの?

 昨年12月、市原市八幡海岸にあるDIC株式会社では市原市役所環境部主催で工場見学が行われた。参加者29名は、まず会議室に入り、工場内でどんなことが行われているのか説明を受ける。総務グループリーダーの宮川健さんは、「当社で作っている合成樹脂はインクだけでなく自動車やIT部品などにも応用されています」と話す。
 敷地44万5千平米、東京ドームが10個入ってしまうほどの広さの工場内で生産される『合成樹脂』。「車の部品でも、今までは金属でしかなかった部分を樹脂にする技術研究が千葉工場で行われています。熱や衝撃に強く、天然素材にはない高い安定性と機能性をもつ、現代社会では不可欠な素材です」と環境安全品質グループの山村勝美さん。
 その後、バスで工場内を移動。参加者は左右に建つ施設をよく見ようと首を伸ばす。合成樹脂は非常によく燃える素材の上、製造工程から生じる排水をそのまま工場から排出すると海が汚れてしまう。そのため定期的な防災訓練を行い、何度も浄化した水を太平洋へ放出するなど高い意識が保たれている。水の放出場所で降車し、「この水で金魚を飼っています。それほど綺麗な水にしているんです」と聞くと、一同が水路を覗き込む場面も。
「工場の中に入ることなんて滅多にないので、貴重な機会でした」と小学生の娘2人と参加した母親。また、「千葉工場で生産されたものは、最終的にどんな製品になるんですか。総売り上げの中で、ここが占める生産高はどれくらいですか?」と参加者の興味は尽きることがなかった。お互いが安全かつ透明性をもって生活するために、理解し合おうとすることが大切なのだろう。

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