市原の方言で語る市原の民話

 昔話という形で伝わる民話。市原市内の各地域にも数多く残されているという。昨年、市津公民館主催で行なわれた『ふるさとの民話』では、市原の民話を語る会・どんぐり座主宰の大澤和子さんが語り部となり、20名の参加者に市津地区の民話などを語った。大澤さんはいちはらFMでふるさと民話を紹介する番組を担当し、市原の方言で市原の民話を語ることにこだわっている。
 今回のひとつめの民話は、大昔の神代の英雄・ヤマトタケルの「鬼に石棒」から。 「むか?しむかしの話だよ」と語り始める大澤さん。鬼の悪さに泣いていた人たちを助けるため、ヤマトタケルが鬼と戦う姿を、身振り手振りを交え、臨場感たっぷりに表現。鬼退治に使った石棒は、市内の神社に奉納されたと伝えられるとされる。次は源頼朝が手植えしたという飯香岡八幡宮の『逆さイチョウ』、さらに「市津地域の昔話はしっかあるだよ!」と、『金剛地の長者どん』、大作に伝わる『流れてきたお薬師様』、『高田のヘビ娘』を紹介。休憩の後は、市原の戊辰戦争について遠山あきさんの著作から、市原出身の近代医療の先駆者・宮原立太郎伝は谷嶋一馬さんの著作から語った。
 参加者は「戊辰戦争が五井でも行われ、怪我をした姫路藩の武士が、地域の名主の温情により潤井戸で生涯を全うした、という話に、幕末が急に身近になりました。2時間があっという間でした」と感動した様子。大澤さんは「民話はその土地の歴史でもあります。多くの人が引き継ぎ残してきた『ふるさと』を感じてほしい」と話した。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 山武市松尾町在住の並木由美子さん(41)は米農家で、ジュニアフードセラピストとしても活躍している。料理教室では小麦粉の代わりに、生の米を用い…
  2. 江戸絵画の名作を題材とした、新作16点も  既成のイメージへ、新たな視点を提示する現代美術家・福田美蘭。新人洋画家の登竜門・安井賞を最年少…
  3.  茂原市東部台文化会館で活動している、エアロビクス&ヒップホップダンスサークルPSP。代表の鈴木洋美さんは約20年前からエアロビのインストラ…
  4.  モミジの紅葉が関東で一番遅いといわれる房総でも、早くから紅葉する樹々がある。里山の散策路にみられるニシキギ(錦木)もその一つ。ニシキギ科ニ…
  5. 以前、英国の知人に、日本には豊富な食材が揃っていて羨ましいと言われた事があります。英国では数十年前まで、カボチャやトウモロコシ、スイカ、サツ…
  6.  鹿児島県出身。58歳。大学進学のため上京し卒業後、東京学芸大学付属養護学校(現・特別支援学校)にて教職に就く。同校小学部での3年間の勤務を…
  7.  私は事業をやっていますが、未だにうまくいかないことが多いです。子育てもうまくいかないことが多く、悩んだ時期もありました。しかし、今考えると…
  8. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 山武市松尾町在住の並木由美子さん(41)は米農家で、ジュニアフードセラピストとしても活躍している。料理教室では小麦粉の代わりに、生の米を用い…

おすすめ商品

  1. SG-507 ユネスコ世界遺産 フィルム 名入れカレンダー

    世界の自然や遺跡を厳選 – 豪華版・ユネスコ世界遺産シリーズ 1-2月/マチュ・ピチュの歴史保護区…
  2. TD-288 卓上L・大吉招福ごよみ・金運 名入れカレンダー

    金運の黄色と金箔「金運上昇八卦鏡」のW効果!驚異の金運力!金運上昇八卦鏡。 風水で八卦鏡とは、邪悪…
  3. SG-951 卓上 デスクスタンド文字(SB-324)名入れカレンダー

    【人気商品】卓上名入れカレンダーの超ヒット商品! 高級感が漂うシンプルデザイン。重量感のある厚紙を…
  4. SB-103 金澤翔子作品集 名入れカレンダー

    気鋭の書家、金澤翔子さんによる書下ろし作品集。 先天性の障がいを持って生まれた少女が書と出会い、才…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る