市東第二小 元気いっぱい最後のお祭り

 昨年11月24日、初雪が降るなか、今年度で閉校となる市東第二小学校体育館にて学習発表会『MINT秋祭り』が開かれた。MINTとはMみんなで、Iいきいき、Nなかよく、T楽しくの意味。児童を見守ってきた地域のボランティア、保護者らが集まるなか、合唱からスタートし、児童会会長のあいさつのあと学校支援ボランティア3人が『小さなロバ』の読み聞かせを行った。
 続いて発表されたのは全校児童20人によるオリジナルストーリーの英語劇『わらしべ長者』。舞台は市東第二小学校の近く。主人公は、拾ったわらをおむすび、マント、魔法の箒と次々に交換し、遠足に遅れそうな市東第二小の児童からホイッスルを手に入れる。ホイッスルを吹いて火星人を呼び寄せ、宇宙旅行に行った主人公は「楽しかった」と英語の遊び歌『ホーキーポーキー』を来場者も巻き込み踊った。
 『お祭りだ 屋台で遊ぼう』は黄色いハッピをきた児童たちが仕切る屋台に大人たちが訪れる趣向。幼児から大人まで、ドングリゴマや射的などのルールや遊び方を教わると、真剣勝負を挑んでいた。手作りコーナーでは、紙食器を使い、ドングリでマラカスやタンブリン、松ぼっくりでけん玉が作れる。ゲームコーナーでは、紙と磁石を使った釣り堀でメダル、ペットボトルの的を狙う輪投げではスタンプ、ボーリングでは手裏剣の賞品が用意されていた。
 難易度の違うビー玉迷路を作ったという男の子は「迷路の図を描くのが大変だった」、5年生の女の子の母親は「松ぼっくり、ドングリ、トレーなど材料を一緒に集めました」と準備の様子を話す。6年生と4年生の男の子の母親は「小さな学校なのでイベントの時には多くの地域の方や保護者が参加し、みんなで盛り上げてきました」と最後の秋祭りを楽しんでいた。
 さらに、児童手作りの松ぼっくりツリーのプレゼントがあるガラポンがはじまると、会場は笑顔と拍手に包まれる。泉水義徳校長が「みんなが頑張れる環境を地域の方が作ってくれました。外は雪が積もって寒いけれど体育館の中は温かです」と挨拶。最後に地域で歌い継がれてきた『市東もみすり唄』を「土気と東金を 団子にして大多喜きな粉で 江戸砂糖で」と元気に踊って歌って終了した。
 在校生の祖母は「子ども、教師、保護者、地域が一体になった学校で、私も運動会に参加するなど小人数の学校ならではの活動を楽しませてもらいました」、同校OBで今も学校の環境整備を手伝う70代の男性は「戦後まもなく入学しました。昔は木造の校舎で、プールも体育館もありませんでした。当時、全校生徒は200人ぐらいいたかな。なくなるのは寂しいですね」と閉校を惜しんでいた。

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