その生活習慣変えませんか

 2月2日、保健センターにて『生活習慣病予防のための減塩推進スキルアップ講習会』が開かれた。主催したのは市原市食生活改善協議会。『食改さん』と呼ばれる食生活改善推進員8名が、参加者28名に講義と調理実習を行った。会長の東條慶子さんが「自分で食べて、歩いて、生活する健康寿命を延ばすために生活を見直しましょう」と挨拶し、スタートした。

糖尿病や高血圧などの生活習慣病予防に効果がある減塩。健康な成人の1日の適正な食塩摂取量は7gから8g未満、高血圧の人は6g以下。調味料や加工食品の塩分は裏に書かれた食品成分表のナトリウム量(mg)×2・54÷1000で食塩相当量(g)が計算できる。「一度に減塩しないで少しずつ薄味に慣れましょう」と東條さん。塩分を排出する野菜も1日350g以上食べることを勧める。「一食分120gの野菜は生で両手一杯、熱を加えたものは片手一杯分が目安」とのこと。続いて「運動も大切」と『お口の体操』と『市原いいあんばい体操』も行われた。


 調理実習のメニューはヘルシーな『ミルフィーユ味噌カツ』、『カラフルサラダ』、『けんちん汁』。完成後、班ごとに汁物の塩分濃度を測定すると、レシピ通り調味料を入れたにもかかわらず、適正濃度0・6パーセントを超えてしまい、「ショック」と残念がる班もあった。「出汁は昆布とカツオの塩分も含むので味見してから調味料を加えるとよい」そうだ。「今日は大変勉強になった」と町会関係の集まりに同会の講習を依頼する男性もいた。
(荻野)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】スパリゾートハワイアンズ・ウォーターパーク ●千葉県立美術館開館50周年記念特別展「浅井忠、あちこちに行く~むすばれる人、つながる時…
  2. 【写真】五井小の歴史をたどるスライドショーの冒頭、紹介する子どもたち        昨年と今年は、創立150周年を迎える小学校が多数ある。1…
  3.  冬の使者と呼ばれるハクチョウ。シベリアなどから北海道を経由し、冬鳥として日本へ広く渡って来る。近年、地球温暖化の影響で、繁殖期と越冬期が暖…
  4. 【写真】坂下忠弘  来春3月2日(日)、市原市市民会館・小ホールで開催される『いちはら春の祭典コンサート2025』。市原市…
  5. 【写真】千葉県立中央博物館・御巫さん  11月24日(日)まで、千葉県立中央博物館で開催されている『二口善雄 植物画展』。…
  6. 【写真】川口千里(左)、エリック・ミヤシロ  日本を代表するトランペット奏者、エリック・ミヤシロを迎え、いま最も注目を集め…
  7. 【写真】うたと語り「今、この町でこの歌を」  毎年、夏に開催される『市原平和フェスティバル』。平和への祈りとメッセージが込…
  8.  今回は「映画音楽」特集の第1回。良い映画では必ず、音楽・主題歌が感動を与えてくれます。テレビCMでも使われる名曲もあり、何処かで聞いたこと…
  9.  3つの窓が並ぶカウンターはケヤキの一枚板。絵本コーナーは小上がりになっていて、壁際の本棚の横には籐の椅子。マンガが並ぶ2階の屋根裏へは細長…
  10. 【写真】布施知子《二重折りのヘリックス》2018  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『かみがつくる宇宙―ミクロとマク…

ピックアップ記事

  1. 【写真】五井小の歴史をたどるスライドショーの冒頭、紹介する子どもたち        昨年と今年は、創立150周年を迎える小学校が多数ある。1…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る