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『バンドサークル山猫ロック』
(写真上↑ 前列左から)高橋さん、里見さん、小竹さん、齊藤さん
(写真上↑ 後列左から)大木さん、向井さん

 昨年、市原市で結成されたバンド『山猫ジャム』のメンバーは6名。年齢は30から60代までと幅広く、その理由をギターの齊藤雅宏さんは、「山猫ジャムは固定バンドではないからです」と説明する。『バンドサークル山猫ロック』が誕生したのは今から6年前。小学校の教師をしている齊藤さんが、教え子達のバンド活動を後押ししようと決意したことが始まりだった。
 「ライブハウスってお酒とかタバコとか危険なイメージもありますが、純粋に一生懸命音楽をやっている人達も沢山いる。ちゃんとしたライブのやり方をきちんと子ども達に教えたくて」という齊藤さんに共感し、市原市の音楽を盛り上げていこうと集まったメンバーによって『バンドサークル山猫ロック』は生まれた。
 そして今回の結成が決まったのは昨年の10月頃。市職員で今回ベース初挑戦の高橋正人さん(51)が、2月25日に開催された『生涯学習フェスティバル』に参加しようと人員を収集した。「初対面者も多く、ボーカルの里見美代子さんが決定したのは昨年末でしたね。皆さん仕事を持っているので練習の日を調整するのが一番難しいです。でも、長年音楽をやっている方達なので音を出せば気持ちは通じ合います」と高橋さん。
 ドラムの小竹淳子さんはかつてガールズバンドを組んでいたものの、ここ数年ブランクがあった。ピアノの向井隆志さん(55)はジャズ志向の本格派、齊藤さんはヘビメタ好き。サックスの大木健さんは元々フュージョン好きのベーシスト、「サックスは吹けたらいいな、くらいの気持ちで所有していただけなんです。今回の結成で猛練習しました。家だとうるさいので、養老川の橋の近くに行って車の中で練習ですよ」と話すが、演奏した音を聴いてみても初心者とは思えないほど秀逸だ。
 「『山猫ジャム』は今回のフェスで演奏するジャムセッションから名付けたもの。サークルの中には20代の人もいますし、以前中学生の子ども達が組んだ時は『子猫ロック』という名前でした。枠にとらわれないのが楽しいですね」と齊藤さん。里見さんも「音楽は年齢や性別、住んでいる地域など関係なく共有できるものです。たとえ初対面でもグループとして活動できるということを代表するバンドが私達だと思います」と強く宣言。
 メンバーが演奏する『色彩のブルース』はそれぞれの音が混じり合い、時に主張しながら里見さんの声をのせて流れていく。「機会があればまたこのメンバーで演奏したいですね。5バンドくらいでライブができたら最高」と口々に話す彼らは、年齢・性別を問わず『山猫』仲間を募集している。

問合せ 齊藤さん
TEL 090・3535・8904

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