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将来に生きるスピーチ技術を
- 2018/1/1
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昨年11月、学校法人君津学園主催で清和大学にて開催された『第16回中学生英語スピーチコンテスト』。県内から応募のあった29名の中から、原稿及び録音音声による第1次審査を通過した8名(男子3、女子5)が本選会に参加した。
市原市や袖ケ浦市、鴨川市など幅広い地域から選ばれた中学生たちは、会場に足を踏み入れると緊張の面持ち。『将来の夢』や『人生は数学だ』、『いじめについて』など様々なテーマで語られる3分間。滑らかな発音と両手を使った手振りからは、相手に気持ちを伝えようとするはっきりとした意志が強く感じられた。
その中、最優秀賞に輝いたのは館山市立房南中学校の島田結羽さん(中3)の『海のゆりかご』。小学生の頃、家族旅行で訪れたパラオの海でクラゲと泳いだ幻想的な思い出を持っている島田さん。クラゲが減少していることを知り、何が出来るのか考え、地元館山の海を守るために、現在アマモ保護の活動をしているという。「相手に気持ちを伝える難しさを学びました。とても緊張しましたが、今日の経験を高校受験にも生かせたらいいなと思います」と話し、笑顔を見せた。実体験に基づいたスピーチはとても説得力があり、声の大きさや明るい声音も感情表現をさらに豊かなものにしていた。
君津学園国際交流室の木嶋勇一さんも、「第16回の開催となり、今では初代に参加してくれた方が教師になり、自分の生徒さんと参加されることもあるほど歴史ができました。20回目を目指して頑張ります」と満足そうだった。