小学5年生で世界ジュニア大会3位 プロを目指して邁進中!

中学生ゴルファー 佐藤夏恋さん

 小学5年生で世界ジュニアゴルフ選手権に出場し3位という輝かしい成績を収め、翌年にはLPGA全日本小学生ゴルフトーナメント関東予選にて優勝。今年に入ってからも、関東女子ゴルフ選手権関東決勝大会や関東中学校ゴルフ選手権に出場し好成績を残し、プロを目指して頑張っている少女がいる。
 市原市で両親と暮らす佐藤夏恋さん(13)、市原市立辰巳台中学校2年生だ。ゴルフを始めたいきさつと、小学生にしてプロを目指すほど魅了されたゴルフの醍醐味について質問すると、「ゴルフをやっていた父に連れられて、小学1年生の頃から練習場に行っていました。最初は見ているだけでしたが、自分もやってみたくなり、父親に教わりながらやるようになりました。1年ぐらいして大会に出場したのですが、1歳年下の男の子が世界ジュニアで1位になり、私も挑戦したけれど結果がでなくて、すごく悔しかった。それで、やる気に火がついて。それから毎年、国内で開かれる大会に出場して関東、日本、世界へと目指してきました。5年生のときに世界ジュニアに出場したことが、プロを目指そうと思ったきっかけです。あらためてゴルフの面白さに目覚めたってかんじだったのです」と、はにかむような笑顔を見せて語る。
 夏恋さんの毎日は多忙を極める。小学1年生の時から朝5時に起きて約2キロの走りこみを。中学校では、ゴルフ上達のため「下半身を鍛えたい」と陸上部に所属し、朝練にも出ている。「小学1年で4位だったマラソン大会。2年から6年まではずっと1位でした」とにっこり。幼稚園時代に始めたスイミングスクールは現在も週2回通っている。好きな教科は「英語と社会。幼稚園のときから去年まで英語塾に通っていました」。自主トレとして毎日朝晩実行しているのは、体幹トレーニングと柔軟体操。スイミングクラブに併設されたジムでトレーナーについてメニューをこなしているが、これを自宅でも行っている。その上で、ゴルフの練習場やゴルフ場でレッスンを重ね、県外の大会にも参戦。両親の「学業とゴルフの両立を」という教育方針で、どんなに朝早くても「終らせるまでは深夜になっても宿題に取り組んでいる」と勉強にも励む。だから「ゴルフをやっているか、勉強しているかで、友達と遊ぶ時間がない。放課後にお喋りしたりとかする時間があったらなぁ」と思うが、とにかく今は大会で良い成績を残しプロへの道を目指すのみだと覚悟を決めている。

素顔はシャイな女の子

 平日には母親、週末には父親が練習場や大会会場へ連れて行ってくれる。そんな両親に、夏恋さんは「いつも、父はゴルフを教えてくれ、私がゴルフができる環境づくりのため、お金や時間を費やし、母は疲れがとれ元気になる料理を工夫して作ってくれる」と感謝の気持ちを忘れない。ゴルフに明け暮れる生活だが、年に数回、家族3人でボウリングを楽しんだり、スキー場へスノーボードを楽しみに出かけることもある。アクティブな仲良し親子だ。サラリーマンである父親の栄一さんは今回のインタビューにも同席し、子育てについて「学業とゴルフの両立と同時に、優しい子になってほしいと願っていました。
 ものごころついた頃から年下の子どもにも優しく接していて、娘を訪ねて自宅に幼い子どもが遊びに来たり、大会会場でも幼子が娘のところへ寄って来ることが多くなったのに気付き、嬉しく思っています」と語り、愛娘の成長に目を細める。ちなみに、夏恋さんの名前は「可憐という言葉に惹かれましたが、字数が良くないといわれ、8月生まれなので夏にしました」とのこと。
 「公民館でやった卓球が面白かったので、もっとやる時間がほしい」という夏恋さん。そういえば、時折みせるあどけなさの残る表情の中にも芯の強さが伝わってくるところが、卓球選手の福原愛さんの少女時代を連想させる。さて、中学2年生といったら、お年頃。おしゃれにも気を使うのでは?尋ねてみたら、「おしゃれには興味ない。日焼けも気にしないし、ゴルフウェアにもこだわりはないです」と即答したものの、言い切ったのが照れくさかったのか、モジモジする様子に、栄一さんは「シャイなんですよ」とフォロー。
 「学校にも近所にもゴルフをやっている友達はいないけれど、大会会場へ行くと同じ想いを持った子たちと友達になれて楽しい。プレー中はライバルだけど、プレーから離れると仲良くなれる。マナーが良く、私の武器といわれる小技が上手いプロゴルファーになりたい。尊敬するプロは小田孔明さん。ファンサービスが最高。私も小田プロのような、ファンサービスのできる選手になることが目標です」と語った。
 2019年度からプロテストの受験資格が18歳以上から17歳以上に引き下げられた。競技ゴルファーの若年化が進むなか、「ゴルフのまち」を宣言する市原市から、若きプロゴルファー誕生の日が近いよう応援したい。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  いちはら地域ネコの会は、不幸なノラネコがいない地域社会を目指すことを目的に、平成24年に設立されたボランティア団体。地域ネコとは地域の理解…
  2.  いつも通る雑木林の奥に、輝いているかのように際立つ赤褐色の木を見つけた。マツ科マツ属の常緑高木、アカマツ(赤松)であった。  大きなもの…
  3.  昨年11月21日(日)、千葉市中央区にある青葉の森公園芸術文化ホールにて開催された『もんきりワークショップ』。午前と午後の2回行われたワー…
  4.  社交ダンスに限らず、特に魅せるスポーツにおいては選手の「表情」が大きな意味をもっていますが、このコロナ禍において、すでに2年近くの間、表情…
  5.  昨年10月19日、山武市の松尾IT保健福祉センターにて、山武市保健推進員協議会主催の『知ってる?パッククッキング~災害時常備食クッキング~…
  6.  明けましてておめでとうございます。草花や野菜と共に生活をしていると、四季の移り変わりもよりあっという間のような感じがします。昨年は園芸だけ…
  7.  東金市の八鶴湖畔に建つ『八鶴館(はっかくかん)』は、明治創業の割烹旅館として長年人々に愛されてきた。現存する建物は大正から昭和初期に建てら…
  8.  袖ケ浦市久保田在住の淡彩画家、澤井幸男さん。自身の作品『渓流の詩』がドイツ・エアバッハブドウ栽培組合ブランドワインのボトルラベルに採用され…
  9.  先月12月4日(土)、栃木県那須塩原市で行われた第30回関東中学校駅伝競走大会で、千葉県代表として出場した五井中学校と有秋中学校が優秀な成…
  10.  市原市は東京湾に面していても、残念ながら海で楽しめる場所がほとんど無い。唯一楽しめる場所は養老川河口で、海釣り公園があり、数多くの子供から…

ピックアップ記事

  1.  昨年11月21日(日)、千葉市中央区にある青葉の森公園芸術文化ホールにて開催された『もんきりワークショップ』。午前と午後の2回行われたワー…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る