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身近な橋って、こう造られているのか!【市原市】
- 2020/1/30
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市原市島野で行われている青柳海保線跨道橋上部工事。市原市青柳の千種通りからJR内房線の上を渡るように設置される道路は、令和3年3月末に開通予定。市原市より工事を受注している昭和コンクリート工業株式会社の伏見謙一さんは、「この近辺は鉄道が走るため踏切があり、通勤時間に多く渋滞するようです。また、海側と山側を行き来するためには迂回が必要な場合も多いとか。弊社はプレストレストコンクリートに特化しています。それはコンクリート内部にPC鋼材を通した、鉄筋コンクリートより強度な構造物なんです」と話す。
建設にあたり、現場に最大360トンまで吊り上げ可能なクレーンが登場!「クレーンで、重さ一本19トンの橋桁を31本架設します。設計図があり費用が決まっている中で、材料や機械の準備を含めて工事の段取りを綿密に計画しています。なにより安全第一です」と話すのは、現場管理者の大西充芳さん。
取材した12月18日は、日本大学生産工学部の学生4名が見学会に参加し、作業現場を間近に見てから説明をうけた。専任講師の山口晋さんは、「大手企業の名前を知っている生徒は多いですが、マニアックで専門性の高い現場を見ることはないので貴重な機会でした。就職活動に生かしてもらいたいです」と話すと、生徒たちからは、「鋼材がはずれたり、緩んだりすることはないんでしょうか?」など積極的に質問があがっていた。ちなみに、プレストレストコンクリートは緻密に設計されており、百年は安心して使える構造になっているという。