妊娠に備え、夫婦で「温活」

 昨年12月、茂原市保健センターで初の試み、『妊活レッスン 妊娠したい人必見!妊娠のためのカラダ作り』が行われ男女17名が参加した。全国的に少子化が叫ばれているが、茂原市の出生数は全国平均以下。女性の社会進出にともなって晩婚化が進み、いざ子どもが欲しいと思ったときに子どもが授からないといった事情もあるとみられる。
 前半は保健師と栄養士による座学。妊娠しやすい体をつくるために生活スタイルを整える「妊活」についての講義がなされた。
 まず基本となるのは体を温めること。体が冷えると子宮や卵巣に十分に血液が送られなくなくなり、妊娠に深く関わる黄体ホルモンの分泌も悪くなる。男性にとっても、血流の悪化は精子の劣化などの原因となることがあり妊娠しづらい環境となってしまう。 
 では、温かい体をつくるにはどうすればよいか。入浴時、ゆっくり湯船につかる、首・手首・足首はいつも温かく、ウオーキングやストレッチなど適度な運動を習慣づける。良質な睡眠も大切で、パソコンやテレビ、スマホなどの光は睡眠を浅くしてしまうので寝る前は控えた方がよい。また、子宮は心と深いつながりがある臓器。「泣く」、「笑う」、「声を出す」などストレス発散に努めることも有効だ。そして食事。温かく消化によいものをバランスよく食べること。肉、魚、大豆など主菜の1食分の量は自分の手をグーにした大きさ、厚さは2センチ、野菜や海藻などの副菜はパーにして片手の上に山になるくらいを目安にするとよい。特に1日の始まりに食べる朝食は大事。「朝食を抜いている人は、まず炭水化物の1種類から始め、徐々に主菜、副菜と種類を増やしていって。できることからでいいので自分に合った温活を」
 後半は栄養士の指導による調理実習。メニューは、温泉卵をトッピングしたひじき煮入りの『ヘルシーハンバーグの和風ロコモコ』、『ベーコンと小松菜のしょうがスープ』、『焼きりんごのホットヨーグルトがけ』の3品。ヨーグルトは温めすぎると乳酸菌が死んでしまうのでレンジで人肌程度に。スープは「パンチがすごい!」と声が上がるほどのしょうがの存在感。栄養バランスのとれた温活メニューで体の芯からポカポカになった。仲むつまじく参加していた夫婦は「料理が楽しかった」と口をそろえ、男性は「子どもができたら忙しくなる。ごはんぐらい作ってあげたい」と妻への気遣いを見せた。
 茂原市では、妊娠・出産・育児について相談できる『産前産後サポートセンター』をスタートさせたばかり。気軽に利用してみては。

問合せ 茂原市保健センター
TEL 0475・25・1725

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