外房エリアは魅力がいっぱいロケ撮影誘致で地域活性化を

いすみ外房フィルムコミッション

 いつも何気なくみているCMやドラマ。実は舞台がご近所だった? 
 大手自動車メーカーや大手食品会社のCM等の撮影が行なわれ、ドラマでは『相棒』『嘘の戦争』『神の舌を持つ男』『孤独のグルメ』などなど、夷隅地域がロケ地になった作品は数知れず。
 そんなロケ撮影を支援(各施設の事前交渉や使用許可等)、あわせて情報発信によるロケ誘致を行っているのが『いすみ外房フィルムコミッション』(iSFC)だ。「映像を通じて多くの方にいすみを知っていただき、ブランド力をあげて地域活性化につなげたい」と語るのは、iSFCの事務局として運営を担当するいすみ市役所オリンピック観光課。勝浦市、大多喜町、御宿町、いすみ市の2市2町により一昨年12月、iSFCが始動した。
 「外房エリアは、都心からわずか1時間半という距離にあるうえ、映画やテレビの画として恰好な風景や資源にあふれている。2市2町の連携で美しい海、真っ白な砂浜、里山、歴史ある城下町、グルメと多彩な魅力の情報が1カ所に集約されるわけです」
 例えば、学校のシーンの撮影を希望するなら、学校として使われていた大多喜町のいくつかの建物を紹介。また、いすみ鉄道や勝浦ロケーションサービス等関係団体との協力体制を構築、海や山や渓谷も鉄道も短時間の移動で撮影可能に。iSFCによる窓口一本化は、制作サイドにとってロケのリサーチ・許認可手続きの負担軽減等メリットを生み、「ロケ撮影のリピーター」増の可能性も期待できる。
 ちなみに、昨年のロケ問い合わせ件数は218件、うち撮影実績94件。これは広告費に換算すると約90億円になるという。昨夏公開されたアニメ映画『君の名は。』は、102日間で興行収入200億円を突破(邦画歴代2位)、その人気ぶりに『聖地巡礼』なる現象が話題になったが、「ロケ受入は、ロケ隊の飲食・宿泊といった直接の経済効果の他、観光客増加という間接的経済効果も狙えます」
 なお、フィルム・コミッションは、映画等が重要な文化活動と認識されている欧米(ハリウッド)を中心に確立。ロケに係る諸問題の窓口を受け持つ非営利的な公的機関として、現在、世界31か国に約300団体が組織されている。日本においては、海外からの映画撮影がわずかであることを憂いた映画・マスコミ関係者らが気運を盛り上げ、平成13年に全国フィルム・コミッション連絡協議会が設立され、各地域のフィルム・コミッションの活動を支援している。

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