陽が沈むのもゆっくりとなり、暖かい春の日差しの日も増えています。1年の中で新緑の香りと共に最も心地よい季節ですが、3年前の春に花粉症を患ってしまい、以来この季節になるとずっと鼻炎と目の痒みに悩まされています。今年は特に症状が悪化してしまい、外に出るのを躊躇って好天の日でも殆ど土に触れる事が出来ませんでした。

 でも、とうとう我慢出来ずにご近所の内科を受診し薬を処方して貰って、ようやく症状を抑える事が出来ました。さあ、これまでの作業の遅れを急いで取り戻さねば!南九州では早くもミツバチの分蜂が始まっていると知らせが届きました。そろそろ関東でも巣箱を設置する準備を始めなければなりません。ホームセンターでは、種芋や綺麗に咲いた花や野菜の苗が沢山陳列されています。畑を耕し野菜の苗を植える準備もあります。庭は冬の間の枯れ草を取り除き、肥料を入れて新しい草花を植えなければ。

 春はたとえ花粉症で苦しんでいても、ガーデナーにとっては胸が躍る季節なのです。今回は、摘んだばかりの新鮮なヨモギでマフィンを作ってみました。

・材料(10個分)

薄力粉300g、ベーキングパウダー小匙1、 黒糖130g、ミルク200mg、グランマルニエ(ラム酒などでも代用可)50cc、ヨモギ30g、卵2個、バター100g、クルミ70g

・作り方
①オーブンを180度に予め加熱しておく。
②ボウルに振るった薄力粉、ベーキングパウダー、黒糖を入れる。
③ミキサーの中にミルク、グランマルニエ、卵、ヨモギを入れて攪拌する。
④ ③と細かく砕いた胡桃を半分だけ②のボウルに入れ、ざっくり混ぜる。
⑤ ④を紙の型10個に流し込み、残り半分の胡桃をトッピングしていく。
⑥25〜30分程オーブンで焼き上げる。
※ヨモギは花粉症の予防効果もあると言われています。

長谷川良二。市原市在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。公民館でのハーブの指導や、料理教室を開催しながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…
  2. 【写真】本須賀海岸(当写真は特別な許可を得て撮影しています)  マリンアクティビティのイメージが強い九十九里エリア。成田国…
  3.  マザー牧場(富津市)では、2~3月が羊の出産シーズン。今年は約20頭が出産。第1号は2月22日に生まれた品種「サファーク」の女の子。黒い顔…
  4.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月6日(木)~6月11日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける方…
  5.  新芽が出始めた春の里山を散策してみた。葉の色や形、大きさなど種類の多さが感じられる。葉の多様性といったところか。  そんな中で高い木の枝…
  6. 【写真】チバニアンガイドの皆さん  2020年1月、市原市田淵の地磁気逆転層を含む地層『千葉セクション』がGSSP(地質年…
  7.  前回、近い将来起こるであろう世界的な食糧問題について書きましたが、多くの学者は、私達が生き延びるには人間が何万年と育んできた古来からの農法…
  8. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る